NEWS RESEARCH MEMBER PUBLICATION AWARD ABROAD JOIN ALBUM CONTACT/ACCESS
 
 
 

現地リポート1

現地リポート2

現地リポート3

現地リポート4

現地リポート5

現地リポート6

 

 

 

ABROAD

 

派遣先1:リモージュ大学(フランス)
派遣期間1:2006年4月24日~2006年6月28日

リモージュ大学との共同研究

 リモージュ大学は、ヨーロッパのセラミックス研究の拠点として機能しており、焼物などのオールドセラミックスから機能性材料まで、幅広い研究が盛んに行われています。名古屋工業大学とリモージュ大学は交友関係を結んでおり、双方でセラミックスの国際会議が開かれました。

  

 私の研究室は、リモージュ大学のシャンピオン教授と共同研究を行っており、アパタイト型化合物の酸化物イオン伝導体の開発と伝導経路の解明を目的としています。

 私は昨年(2006年)に2ヶ月ほど滞在して共同研究を行ってきました。シャンピオン教授には、トレーニングプログラムの終了証明書まで頂き、私が確かに滞在して研究をした証まで頂きました。福田先生、シャンピオン教授ならびに、日常のお世話をして下さったベシャードさんのお陰で、非常に有意義な時間を過ごすことができ、何とお礼を申し上げて良いのか分かりません。

リモージュについて

 フランス中央山塊の西側に位置するリムザン地方の主要都市で、瀬戸市と姉妹都市の関係を結んでいます。(街には瀬戸の名前が付いた道路があります。)焼物が非常に有名で、人口の約半分が窯業関係の仕事についているそうです。ローマから続く主要な道路と交わるロータリーがあり、歴史の深い町です。おそらく、交通の便が良かったために、町には肉屋さんの集まった区画があります。昔、肉屋さんは特権階級で、肉(特に牛肉)を扱えるのは、パリとこの区画だけだったそうで、ちょっとした観光地だったりします。治安の方は、フランスで1,2を争うくらい犯罪率が低く、夜中でも平気で歩けます。

  

↑ペタング              ↑リモージュの七宝           ↑リモージュの石橋

 

 

派遣先2:リモージュ大学(フランス)
派遣期間2:2008年6月2日~2008年6月30日

2度目のLimoges滞在ではアパタイト型ケイ酸塩化合物について研究を行ってきました. 今回は共同研究者のThomas教授のところに御邪魔させて頂きました.所属機関のSPCTSの人達は,親切かつ愉快な方が多くて何人か友達ができました.研究だけでなく,バーベキューやスポーツバーでのサッカー観戦など充実した日々を過ごしました.

   

 

↑滞在した寮 

 

 

派遣先:リモージュ大学(フランス)
派遣期間:2008年10月13日~2008年1月5日

◆研究◆

私は4年生の時に2種類の新規な化合物Zr2Al4C5とZr3Al4C6を発見し、結晶構造を明らかにしました。これらの化合物は板状に結晶成長します。


 今回Limoges大学に留学し、Maitre先生とTrolliard先生のもとで結晶の向きが揃った(配向した)焼結体の作製を試みました。言語が英語な上、装置や細かな実験手法の違いに最初は戸惑い、自分のペースで実験が進められないことにもどかしさを感じました。しかし今までと同じ化合物に対して、違う研究のアプローチができたのはとても刺激的でした。


 共同研究と並行して、現地の国際学会で口頭発表もしました。私は参加者の中で最年少であり、今までにないくらい緊張しました。毎日練習し、福田先生の温かいサポートもあって、質疑応答を含めて自分で切り抜けることができたので達成感を感じました。

◆生活・文化◆


 Limogesに到着してまず、入寮方法や買い物、食事など色々困りました。しかし研究のためだけの留学ではなく、こういうことも勉強だったなと思います。フランスでは多くの人が英語を話すことができ、申し訳ないくらい親切に助けてくれました。別れ際にはほとんどの人が、初対面にも関わらず自分の名前と住所、電話番号を紙に書きながら「困ったらいつでも連絡していいよ、遠慮はいらないから。」と言ってくれ、人間の暖かさを体感しました。
 学校は8時からでしたが、夜中のように暗いので不思議な感覚でした。スーパーなどは19時に閉まる店が多く、コンビニや自動販売機もありません。また日曜日は法律で定められた休日であり、家族で過ごす日なのでお店も全て閉まり、街が静まりかえります。最初はこのような違いにびっくりし、日本の便利さを痛感しました。

  

◆友達◆


 学校ではみんな英語を話すことができ、たくさんの友達ができました。お互いに第2言語ということで遠慮なく話すことができ、聞き直すことにも抵抗はありませんでした。レストランで食事をしたりバーでお酒を飲んだりしながら語り合いました。また、音楽や映画、マンガの貸し借りなど文化的な交流も楽しかったです。最後に、お世話になった人達に簡単なプレゼントを用意したらすごく驚いて喜んでくれました。向こうではそういう文化がないのでしょうか。中でもカイロは日本にしか無いようでウケが非常に良く、翌日にお返しということでワインやフォアグラをもらいました。何よりも海外にこれだけ多くの友達ができたのは大きな財産です。

 

◆感想◆


 留学のチャンスが自分にあると知った時は、正直少し迷いました。英語力の問題や授業の履修の問題、また何より初海外・初一人暮らしだったのです。しかし飛び込まないと何も始まりませんし、例え留年することになっても人生にとって大きな経験になると思い決断しました。帰ってきて思うことは、やはり行って良かったということです。行く前の自分からは想像できないレベルに達していると実感しています。高く見えるハードルでも、一度がんばって越えてしまえばそれが当たり前にできるようになり、次はもっと上を目指すことができると学びました。

 また留学先で日本についていろいろ聞かれる度に、知らないと答える自分を恥ずかしく感じました。今回の留学をきっかけに日本についてもたくさん知りたいと考えるようになりました。そしてもっとコミュニケーションがとりたかったという想いから言語学への興味がいっそう高まりました。

杉浦啓太のフランス留学アルバム

 

 

 

派遣先:リモージュ大学(フランス)
派遣期間:2010年10月5日~2010年12月30日

名古屋工業大学は以前から、海外パートナー機関としてフランス・リモージュ大学と提携を結んでいます。これまでに福田研究室からも2人の先輩方がリモージュ大学へ留学しました。私の場合、日本学術振興会の若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)により、リモージュ大学へ留学させて頂く事が出来ました。

リモージュはパリから南へ300 kmほどの場所にあり、リモージュ焼が有名な街です。それほど広い町ではありませんが、フランスの中でも非常に治安が良い街です。また、町の中心地には教会や大聖堂など、石造りの歴史的建造物が現存しており、日本では見られない美しさがあります。

 

私は町の中心地からバスで30分ほど離れたEuropean Center of Ceramics(ECC)という施設で研究をしていました。その名の通り、ヨーロッパにおけるセラミックス研究の中心となる場所で、まだ建設されたばかりの新しい建物です。私はこの施設でメ―トレ教授、ニコラ先生の指導のもと炭化物の研究を行いました。私の研究は、日本で合成、結晶構造解析をした新規な炭化物の高配向試料作製と評価に関する研究でした。新たに発見された化合物は物性に未知な部分が多く、様々な応用の可能性を秘めています。この新規化合物の粒子を一方向に揃えた試料を作ることによって、物性の向上や新たな物性の発見に繋げる事を目的に研究をしました。

 

  

 

研究以外では、祭りや骨董市に行ったりと、リモージュを歩き回ってフランス生活を楽しみました。一方で、フランスでの生活は大変なこともありました。一つは言葉が通じないこと。研究所から外に出れば英語が通じないので、フランス語を理解できず、考えを伝えることも難しかったからです。また、ストライキでバスに乗れなかったり、食堂が開いていないということもありました。でも、研究室の仲間や色んな人の力を借りながら何とか切り抜けることが出来ました。初めての海外で戸惑うことも多かったですが、研究や生活を通して日本では出来ない経験をできた事が良かったと思います。

 

派遣先:リモージュ大学(フランス)
派遣期間:2011年10月11日~2012年1月8日

福田・浅香研究室では以前よりフランス・リモージュ大学と共同研究を行っており、今までに3人の先輩がリモージュ大学に滞在して研究を行ってきました。
私は約3カ月間リモージュ大学のフィリップ・トーマス教授の下で研究をさせていただきました。私の研究は日本で合成したアパタイト型化合物の結晶構造解析についてでした。トーマス教授の研究室では日本では試したことの無い解析手法を学ぶことができました。

リモージュ大学での研究室のメンバーはみな能力の高い人達ばかりで、その人達と英語で打ち合わせや討論するのはとても難しかったです。しかし、研究以外のときには冗談を言って楽しませてくれるいい人達でした。
初めはお互いに不慣れな英語でのコミュニケーションであったこともあり、なかなか打ち解けることができませんでした。それでも1カ月も過ぎるとたびたびお酒を飲みに行ったりしてとても親しくなることができました。

私の滞在していたリモージュという街はパリから電車で約3時間の距離にあるリムーザン地方の中心都市です。
リモージュは昔から焼き物が盛んな街でリモージュ焼きはフランスの王侯貴族に愛されてきました。リモージュはそれほど大きな街では無く治安の良い暮らしやすいところです。

リモージュでの生活は驚きの連続でした。研究室以外の街の人達や寮の管理人でさえ英語を話してくれる人はいないので買い物するのも一苦労でした。さらに、文化の違いからフランスでは当然の習慣がわからず、恥ずかしい思いをしてしまうこともありました。さらにフランスでは日曜日になるとほとんどのレストランや商店が閉まってしまうため、週末の食事の確保は大変でした。

リモージュでの約3カ月の生活はとても大変でしたが、たくさんのことを学ぶことができました。
海外の人達は研究や生活に対する考えやスタイルが日本と異なっており、それらを直に感じられたことは私のこれからの人生に大きな影響を与えてくれたと思います。

 

 

 

=========================================================================================

【研究内容】

<研究題目>Syntheses and oxide-ion conductivity of highly c-axis-oriented apatite-type lanthanum silicate polycrystals

<研究目的>
アパタイト型ケイ酸ランタンは,中温域で高いイオン伝導度を示すため固体酸化物燃料電池の電解質材料として期待されている材料である。
アパタイト型ケイ酸ランタンはc軸に平行な方向の酸化物イオン伝導度が高い。 そのため、c軸高配向試料は高いイオン伝導度を示す可能性がある。そこで反応拡散法という手法を用いてアパタイト型ケイ酸ランタンの高配向試料を作製し、評価を行った。

<実験結果>
・配向度を決定するために, X線回折データを測定した. 試料のロットゲーリング配向度を算出すると0.81と高い配向度を示した。
・インピーダンス測定を行い、イオン伝導度を測定したところ973 Kで2.39×10-2 S/cmと非常に高い伝導度が得られた。さらに、初めてc軸に平行な方向の活性化エネルギーを求めたところ0.35eVとなり、理論計算で求められた値(0.32eV)とよく一致した。

<成果>
反応拡散法は通常相図の決定に用いられる方法であり、今回初めてこの方法で高配向試料が得られることがわかった。
この方法は簡易な高配向試料作製方法として多くのセラミックス材料に応用できる可能性があると考えられる。

 

 

派遣先:リモージュ大学・SPCTS (Science des Procédés Céramiques et de Traitements de Surface)(フランス)
派遣期間:2012年9月4日~2013年1月30日

福田・浅香研究室では以前からフランスのリモージュ大学と共同研究を行っています。これまでに4人の先輩方が留学し、研究を進めてきました。
私はリモージュ大学に5ヶ月間滞在し、フィリップ・トーマス教授の指導の下、ゾルゲル法によるアパタイト型化合物の作製・評価に関する研究を行いました。日本では試したことのない作製方法を学び、身につけることができました。

リモージュ大学では非常に多くの留学生を受け入れており、様々な国からの留学生に囲まれて生活を送ることができました。大学ではみんな英語を話すことができ、たくさんの友人を作ることができました。トーマス先生をはじめ、親切で面白い方が多かったです。
大学の寮では、経済学部や農学部などの留学生と交流でき、新鮮で有意義な時間を過ごすことができました。彼らはとても親切で、寮で不自由を感じたことはありません。彼らから多くのフランス語を教わったお陰で、より生活しやすくなりました。また、ハロウィンや年末のカウントダウンパーティーなど様々な催しが企画され、フランスでの生活を満喫することができました。

 

留学経験を通じて、海外の方は自国の歴史・文化に誇りを持っている印象を強く受けました。日本の歴史や産業について多くの質問をされる度に、曖昧に答えてしまう自分を恥ずかしく思いました。また、伝えたいことがあっても上手く伝えられないことが度々ありました。
今回の留学をきっかけにして、日本のことや英語でのコミュニケーションについての興味がより高まりました。

 

 

 

派遣先:リモージュ大学・SPCTS (Science des Procédés Céramiques et de Traitements de Surface)(フランス)
派遣期間:2013年9月2日~2013年11月14日

福田・浅香研究室では、以前からフランスのリモージュ大学と共同研究を続けており、これまでに5人の先輩方が留学しております。私は日本学術振興会の若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)を使って留学し、リモージュ大学のフィリップ・トーマス先生とピエーマリー・ジェフロイ博士の下で2ヵ月半程度、配向アパタイト型ケイ酸ランタンの新規合成法について研究してきました。

現地の研究室では、在籍している学生は基本的に博士の方々で、修士の学生は本学からの留学生だけでした。しかし、どの方々も私たちと対等に接して下さり、実験に関して困った事、分からない事があった時には気軽に相談でき、様々なアドバイスをくれました。研究以外でも、短い留学が楽しいものになるようにと、リモージュでお祭りがある日には、お昼休みにわざわざ車で連れて行ってくれたりもしました。また、フランスでは日本のアニメ・マンガが人気で、暇な時間にはマンガについてよく話しました。

   

 私生活では、英語が通じず困ることも少々ありました。そのような時、友人はもちろんのこと、初対面の方でも、フランス語を英語に翻訳してくれたり、道案内をしてくれたり等、生活の手助けをしてくれました。この他にも、週末にはサッカーに誘ってもらったり、夜には料理をご馳走したり、してもらったりしました。イスラム教の方に料理を作る機会もあり、その時は戒律を破らないように食物に関しては気を使いました。日本ではあまりこのような体験する機会がないので、とても印象に残っています。

 正直なところ、留学前の私はあまり海外に興味がなく、「休学とかで余計な学費が掛からないなら行ってみるか」くらいの軽い気持ちで留学を決めました。しかし、勉強以外の多くのことも学べ、帰国してからは留学して本当に良かったと思います。このような機会を下さった先生方にはとても感謝しています。

 

 

 

copyright 2014〜 Fukuda・Asaka lab. All Right Reserved.